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ぎっくり腰の対策と予防法

ぎっくり腰とは「急性腰痛症」のことです。

腰の関節や筋肉、筋膜に炎症が起きて、動く度に痛みを発し、酷い時にはその場から動けなくなります。

一度なったことがあると、あまりの痛みに、治ってからもトラウマになってしまう人もいます。

しかし、ぎっくり腰の性質を知ればそれほど恐れる必要がない現象ということがわかります。

ぎっくり腰が起きる時は必ず、本人がはっきりと気づいていない疲れが、腰の周囲に溜っています。

その疲れのはけ口として、ぎっくり腰は発症します。

腰に溜まった疲れがピークに達した時(タイミングとしては一息ついた時)に、これ以上の無理を防ぐブレーカー機能として起きるので、ある意味、腰の自浄作用でもあるのです。

そして一週間ほど安静にしていると基本的には完治します。

しっかりと完治すると、発症前の腰の疲れが無くなり、筋肉に弾力が戻ります。

ぎっくり腰になる人の中には、悪化して完治が遅れるてしまう人がいます。

大抵は、無理に身動きをしようとして、余計に腰の炎症を悪化させてしまった場合です。

激痛と身動きの取れない恐怖で、何とか動こうと力んでしまうのです。

ぎっくり腰の性質上、力めば力むほど悪化します。

無理をするほど動けなくなるので、安静にしているのが一番良いのです。

そして炎症が治まれば身動きが取れるようになります。

最も早くぎっくり腰を治すコツは、発症直後に動かないことです。

腰が「ギクッ」となった瞬間、身動きせずに安静にする。

そうすると驚くほど治りが早いです。

直後に安静にしている時間が長いほど、効果があります。

ぎっくり腰を経験したことがある方には、再度発症した場合に、必ず直後の安静を心がけてもらっています。

「実際に、ぎっくり腰になった時に実践したら、ほんとに治りが早かった!」と皆さんが言われます。

あと発症後、一度、指圧を受けて頂くと大変に良いです。

動けない痛みが無くなり、完治が早まります。

ぎっくり腰にならないための予防としては、疲れを溜めないのが一番です。

しかし日常生活のなかで、人知れず仕事や家庭で、頑張らねばいけない時はだれにでもあります。

そういう心身の疲れが骨盤に溜まり、ぎっくり腰を引き起こすのです。

ですから普段から、腰に手を当てて様子を見たり、お風呂で温めたり、下半身のストレッチをしたりして、骨盤(腰)に意識を向けることが大切です。