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便秘解消のための効果的な方法

目次

便秘とは何か

便秘とは大腸内の排泄物の通過が遅くなり、排便が上手く行われない状態のことをいいます。

最も健康な腸だと毎食後に排便がありますが、排便のない状態が3日程度続くようなら便秘症状といえます。

また、排便時にすっきり出てこかったり、便がとても硬かったり、量が少かったり、排便が不規則だったりしても便秘傾向です。

なぜ便秘になるのか

食事が原因のタイプ

バランスの良い食生活ができなくなり、偏った食生活や、質の悪い加工食品ばかりの食事をしていると、腸内が荒れて正常な排便ができなくなります。

あと、無理なダイエットなどで、腸への刺激が低下しても便秘になることがあります。

習慣的な我慢、飲薬が原因のタイプ

仕事や家庭の事情で排便を我慢することが多いと、スムーズに排便できなくなります。

便秘解消のための薬を常用しすぎても、腸の活力が衰えて慢性便秘になります。

ストレスが原因のタイプ

脳(こころ)と腸は密接に関連していることが、最近の研究で解ってきています。

脳がストレスを感じると、自律神経が乱れて排便が上手くできなくなります。

また、排便正常にされないと脳への神経伝達物質に悪影響を与えて、更なるストレスになり、悪循環を起こします。

腸の筋力低下、運動不足が原因のタイプ

年齢による腸の老化で活力がなくなったり、若い人でも、運動不足による筋力の低下で腸の蠕動運動が起きなくなり、便秘になります。

同じく運動不足で冷えても便秘の原因になります。

女性のホルモンバランスが原因のタイプ

生理前には女性ホルモンの黄体ホルモンの分泌が増えます。

これは妊娠に備えるためのホルモンで、腸を収縮させる運動を低下させる作用があり、そのために生理前は便秘になりやすくなります。

甲状腺機能の低下も腸の蠕動運動を妨げることがあります。

アレルギー食品が原因のタイプ

アレルギーがある食品を取ると腸に炎症が起きて、正常な腸内活動ができなくなります。

はっきりと自覚しているアレルギー食品は避けやすいですが、健康食品と思われているものの中にも、個人のアレルギー反応を起こすものもあるので注意が必要です。

便秘は体の不調をつくる

便秘になると腸内の正常な働きが低下します。

腸内は食物から体に必要なエネルギーやビタミン、ミネラルの吸収や生成するほかに、不要物(毒素)の排出をしています。

そういった正常な腸内の働きが滞ると、毒素が腸内から再吸収されて、頭痛やだるさ、イライラや不安、眠気、うつ病、高血圧や心臓病、糖尿病、肥満、パーキンソン病などの様々な病状の誘発にも繋がることがあります。

便秘の解消はウイルス感染を防ぐ

便秘は腸内環境を悪くして、様々な生活習慣病を発生させる要因になりますが、ウイルス感染に関しても同じです。

ウイルスの侵入を防ぐ、免疫細胞の約7割は腸内にあります。

そして免疫機能は、腸内細菌による助けがないと正常に働きません。

便秘で悪玉菌が増えると、腸内活動を助ける善玉菌が減って、免疫機能が低下してウイルス感染しやすくなります。

便秘解消のために必要なこと

まずは腸内環境を整えることが大切です。

腸内環境が整うと排便も正常になります。

それには食べるものを変える必要があります。

食べたものが胃腸に行き、ダイレクトに消化吸収されますので、腸内環境が好転やすいです。

便秘解消によい食べ物は季節の野菜や豆、きのこ、海藻、全粒粉の穀物などの食物繊維やマグネシウムが入った食べ物です。

なるべく避けるものは、精製された砂糖や小麦、パスタなどの糖質だけの食事や加工食品などの添加物が多く入ったもの。

カフェインの多く入ったものや、個人のアレルゲンとなる食品です。

便秘解消に効果的な指圧マッサージ方法

のの字指圧マッサージ

お腹を手のひらで優しく「のの字」に2~30回さすります。

手のひらの力を抜いてソフトにさすってください。

左下腹部指圧マッサージ

左下腹部を骨盤の内側に沿って、正中の恥骨のあたりまで3点に分けて、両手の指先4本重ねて皮膚を上下に揺らしてください。

皮膚が少しへこむ程度の軽い圧で1点20回位揺らして、3往復してください。

排便を助ける指圧マッサージ

排便時に便座に座りながら、手のひらで、両太ももの外側と裏側の間を、腿の付け根から膝にかけて擦る。

触るか触らない程度の優しい圧で擦って下さい。

息まずに、排便をイメージしながら、できるだけ優しく繰り返し太腿をさすると、排便しやすくなります。