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感染症に対して指圧が効果的な理由

目次

「免疫とは」

私たちは目には見えませんが日常的に様々なウイルスや細菌などと共生しています。

感染症とは人体に有害なウイルスや細菌などが体内で増加することにより発症する病気のことです。

感染すると発熱したり、咳が出たり、吐いたり、頭が痛くなったりします。

感染症にかかると体の中で侵入するウイルスや細菌を攻撃するしくみがあります。

このしくみを「免疫」といいます。

人体がこのように自然に反応する最初の免疫を「自然免疫」といいます。

また、免疫には同じ種類のウイルスや細菌が二度目に体内に侵入してくると、すでに記憶されている情報により反応する働きがあります。

これを「獲得免疫」といいます。

「免疫」と「ワクチン」の関係

この免疫のしくみを利用したのが「ワクチン」です。

弱体化した病原体を接種することにより、あらかじめウイルスや細菌に対する免疫を作り出し、病気になりにくくするのです。

これらの「自然免疫」と「獲得免疫」が人体を健康な状態に保ってくれています。

例えば子供が外で遊ぶと色々なものを触ったり、泥だらけになったりします。

一見危険なようにも思えますが人体はすぐに「自然免疫」「獲得免疫」の働きにより耐性を作り出します。

子供が外で遊んだ方が良いのはこのためです。

逆に無菌の室内だけで過ごしていると耐性がつかず、抵抗力の弱い体になってしまいます。

ただし、免疫力は強すぎれば良いということはありません。

免疫は強く働きすぎると逆に人体を傷つけてしまいます。

アレルギーや自己免疫疾患などがそうです。

つまり人体は日常的に絶妙な免疫機能のバランスでウイルスや細菌と共生しているわけです。

指圧が「免疫」を強くする

指圧療法はこの免疫の働きを含めた人体のバランスを取ることに大変に優れた療法です。

指圧による持続的な垂直圧が身体に深く浸透することで、血液やリンパの流れの促進、自律神経の調整、内臓および内分泌機能の回復が促されます。

さらに筋および筋膜の柔軟性を向上させることにより、運動機能を高める効果があります。

つまり身体に備わる自然治癒力を促進する働きがあります。

指圧療法はそういった免疫機能も含めた心身のバランスを取ることに、とても適した療法です。

指圧で期待される身体機能のバランス効果

指圧は以下のような身体機能のバランス効果が期待されます。

  • 皮膚の活性化
  • 筋組織の柔軟化
  • 体液循環の促進
  • 神経機能の調和
  • 内分泌の調節
  • 骨格の矯正
  • 消化器の正常化