指圧とは
眼の疲れの改善方法
パソコンや携帯などで眼を長時間酷使し続けると、頭痛や首肩こりになり、一時的に回復しても、ぶり返ししてしまいます。
疲労が慢性化する前の継続的なケアが大切です。
今回は自分でできる眼の疲れの改善法をご紹介いたします。
目次
眼の疲れの原因
眼が疲れた時の体の状態を説明しますと、まず眼球の周りの筋肉が緊張して、血の巡りが悪くなります。
眼は体の組織の中でも最も酸素を消費するので、血液が行きにくくなると酸欠状態になります。
酸欠になると眼を使うことが辛くなってきます。
あと眼を使うと同時に脳にも膨大な情報が入るので、情報処理のため頭脳疲労も起こします。
脳が疲れると脳に負担をかけないために、視野が狭くなったり、眼を開けていられなくなったりします。
首肩も緊張して自律神経も交感神経が優位になり、リラックスに移行しづらくなって、眼精疲労の悪循環に陥ります。
ほかにも、眼の疲れは肝臓とも連動しています。
肝臓は沈黙の臓器とも言われますが、長時間視力を使うと肝臓に負担がかかります。
そうしますと、人体はより重要な臓器である肝臓を守るために視力を低下させます。
改善方法
①掌圧法
眼とこめかみをやさしく手のひらで温めるように圧迫します。
瞼を閉じて、手のひらを瞼に触れるか触れないかの微圧(眼球に押し付けない)で当てて、30秒から1分間保持してください。
こめかみも両手のひらをやさしく当てて、30秒から1分間保持してください。
驚くほど緊張緩みスッキリします。
②ツボ押し法
ツボ押しで眼の周りのコリ刺激して、血流を良くします。
眼の周囲の眼窩を指で円を描くように押しください。
あと、両手の指先を、一本づつ摘まんで、軽く引っ張って下さい。
眼と頭の疲れが抜けやすくなります。
③深呼吸
深呼吸は、大量に酸素を消費する眼に酸素を送るとともに、自律神経を整える効果もあります。
吐く息をできるだけ長くするとより効果的です。
姿勢が悪くなって肩が前に入っていると、呼吸がしづらくなるので、何度か胸を反らしてから深呼吸すると良いです。
④蒸しタオル法
眼の上と首の後ろを蒸しタオルで温めます。
水に濡らしたタオルを絞り、電子レンジで温めます。
火傷しない程度の少し熱いくらいが良いです。
冷めるまで眼の上に乗せて、冷めたらまた温めて3~4回繰り返すと効果的です。
首の後ろは、中央の盆の窪あたりを同じように温めます。
眼と首の後ろを蒸しタオルで温めると、熱と蒸気で筋肉をゆるめて血流を高めます。
⑤ウォーキング
デスクワークなど、動かない状態で眼と脳を酷使すると、頭の周囲に緊張が集まり、心身のバランスが悪くなります。
バランスを取り戻すのに手っ取り早い方法は歩くことです。
手を振って少し速めに歩くと、頭の周囲に集まった緊張が手足に引っ張られてバランスが良くなります。
⑥情報断食と睡眠
一時的に眼に入る情報を制限することによって、眼の疲れは大幅に緩和されます。
パソコンや携帯をなるべく見ない日をつくると良いです。
あと睡眠に入る時に寝室にパソコンや携帯を持ち込まない習慣をつくるのも良いです。